媚びない姿勢でやらせていただく。
どれ使っても変わらん
参考書マニアたちには酷かもしれんが、同じ役割の参考書なら内容は大して変わらん。参考書選びで100点をとるより、参考書選びと扱い方の両方で高得点を取るのが大事。
とはいえ、90点の参考書を使うより100点の参考書を使ったほうが良いのは確かだし、参考書の役割を理解していなければ90点を取ることすらかなわない。各科目に必要な参考書については別の記事にて解説する。
演習で成績は伸びない
成績が伸びるとは解けなかった問題が解けるようになるということであるからして、成績を伸ばすのは演習ではなく復習である。
しかし、これは演習は無意味だということを意味しない。演習は現状の定量化である。演習は復習による吸収効率を高める効果がある。このことを理解して演習と復習のバランスを考えねばならない。
偏差値で対策を決めるな
世間一般に、ボーダー偏差値、あるいは大学群を基準に対策を図る者は少なくないが、これは意味不明瞭である。同じくくりにある大学でも、個々で大きく異なる出題傾向をもつことは往々にしてある。ゴールから逆算して計画することが、効率の良い受験勉強であることは自明である。
傾向に頼るな
前項の内容に反するが、傾向のみに頼った計画はかなりハイリスクである(ここでいうリスクは、振れ幅の大きさを意味する)。実力養成の段階にあっては、多種な問題に触れることを心がけたい。
傾向は崩れるから傾向なのだ。崩れない傾向は「出題方針」という、また別のものだ(出題方針が明示されている場合、必ず確認するように)。
まとまった時間を作れ
大学入試の問題は、高校入試に比べ1問にかかる時間が長い。また、暗記せねばならない量も多い。よって(特に演習の段階では)まとまった時間を使って(スキマ時間を活用した勉強が重要でないというわけではない)、勉強に集中できる状況を作る必要がある。
頭使え
理解は暗記の必要条件である。理解することが効率的な暗記の第一歩である。
先述した通り、「なぜ成績が伸びるのか」といった根本的なところに、自分なりの答えをもつことができなければ、効率の悪い勉強をすることになってしまうだろう。
参考書の使い方は、概ねその本の冒頭にあろう指示に従えばよかろう。
1年で間に合う
浪人前提の計画は自らの潜在能力・成長可能性を過小評価していると言わざるを得ない。1年間最善を尽くせば、ある程度の実力はつけられる。